ここ数回のライブは馬場浩史のトークとの組み合わせの形が多かったのですが、今回はライブのみ。
訪れた方々も「ラジオゾンデ」、「いろのみ」の奏でる音たちによりじっくりと浸かっていたいたように見えました。
3月に発売された新譜「ラジオゾンデ|sanctuary」は、STARNET ZONE、今回の会場である自由学園の場所との対話によって、紡がれた曲が収録されています。曲が生まれた場所だけあり、フランク・ロイド・ライトの建築空間との呼吸も合い、素晴らしい内容のライブでした。
「ラジオゾンデ」、「いろのみ」の奏でる音達は、空間を包み込む力は何とも優しく心地よく映りました。

自由学園明日館 外観

ラジオゾンデ リハーサルの様子

いろのみの使わせていただいたピアノさん。生ピアノの音はやはり心地良いです。
いろのみ自身久しぶりのピアノだったようで、気持ちよく演奏できたとの事。
基本的に即興のいろのみだけに、気持ちの良さが音に乗っているように響いていました。

いろのみ ライブの様子

音響、PAを担当してくださった田口製作所の田口さんは、ライブ中はいつも人知れず、音の様子を見てくれています。
ほら、お客様達の上で田口さんが音様子を見ているのです。
約2時間弱のライブにたくさんの人たちが訪れてくれました。
お越しになられた皆様。お足元の悪い中お越し頂き、ありがとうございました。
また主催のラジオゾンデの津田さん、青木さん、素晴らしい時間をありがとうございました。
田口さん、いつもの事ながら素晴らしい音を作ってくださり、ありがとうございました。
智恵さん、泉さん、いろのみのお2人、お疲れ様でした。
手伝ってくれたスターネットのスタッフの皆、ありがとう。
次回のライブも楽しみです。
ライブの翌日、ラジオゾンデの津田さんからお礼のメールをいただきました。
その中で印象に残った一文があったので紹介させてもらいます。
「音楽の時間は実時間ではないですから、たとえば30分の演奏でも、あるいはたった一音でも、3年
ほどの時間を生きられるものだと思うのです。一炊の夢のたとえもあるように。」

東京から益子の帰り、霧につつまれた笠間街道を走っている道中に、
月光の広がる光景に気付き、車を降りて皆でしばしその光景に釘つけになりました。
月の光、霧のかかった風景、蛙の歌、田園の潤い、冷たい風。
そこに流れる時間を言葉で説明する事は出来ないのですが、
時間が経った今考えると、津田さんの言う音楽の時間と繋がっているような気がしました。
まだ、津田さんの言うところの音楽の意味は理解できていませんが、この風景との出会いはラジオゾンデからの贈り物だと思っています。
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